近年では民家に野生動物が現れるなどのニュースが報じられています。元々臆病であるイノシシなどはわざわざ人の住む場所まで降りてきません。以前は人が住む町と熊が住むエリア(原生自然)の中間に位置する里山(伐採や草刈りなどされ人の手によって整備・管理された自然)が、人間と動物との境界線でした。しかし、開発や土地の管理者の高齢化などの理由で里山は減少し、また人がその境界を超えて住むようになったこともあります。
野生動物と人との境界線を
「野生動物が人里への侵入しないように」、そして「農作物を守る」そんな意図から鈴吉建設では、三角錐の侵入防止柵を開発しました。鉄鋼を三角状に溶接したものを4枚1組で番線等で締め三角錐に組み上げたら完成。安定した形のため動物が鼻先などで押すことは不可能。また格子状のため脚が絡まることから乗り越えることもできません。また人の手で移動の際は頂点を押すことで方向転換や移動が比較的簡単に行えます。何個も組み合わせることができるので、道幅や長さに合わせ自由なレイアウトができます。現在イノシシ被害に悩まされる千葉市内の里山にてモニタリングを実施中です。その様子や効果を今後も報告していきたいと思います。
早速定点カメラにイノシシくんが写りました!