木造住宅の薦め……日本の気候に住みやすく、地震にも強い木造軸組工法の家
●阪神・淡路大震災の教訓
日本の高温多湿気候では、古来より続いた木造住宅が適しています。しかし、残念なことに平成7年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」により、多数の木造住宅が倒壊しました。その下敷きになり身動きが取れなくなり、発生した火災などによって数千人の人命が失われました。倒壊さえしなければ、また倒壊による火災が発生しなければ、助かった命が多かったのです。
●木造住宅への不信
震災直後の調査により、古い木造住宅の倒壊が多く、それに反してプレハブやツバイフォー(2×4)住宅は倒壊が少なかったことがマスコミにも大々的に取り上げられ、木造住宅は危ない工法であり、日本では2×4工法住宅が優れていると言われました。
しかし、調査が進むと倒壊したのは古く、筋違い壁を造らず間口を広くした家が倒壊していました、充分な地震対策が行われていない住宅だったのです。特に屋根が瓦葺きで重く、それを支える柱に筋交いなどの横揺れに強い構造を充分にしてありませんでした。昔は台風などの風に吹き飛ばされないように重い瓦が有効だったのです。
木造であれ、2×4住宅であれ、横揺れに対する手抜き工事の住宅は倒壊していたのです。しかし、一度植え付いた不信感は強く、従来からの「軸組構法」による木造住宅を敬遠する人が多いのも事実です。それでも当社は自信を持って、耐震補強を施した軸組構法による木造住宅建設をお薦めいたします。
軸組構法と2×4工法住宅の比較
●軸組構法は柱を基本とする構造
障子やふすまで仕切られ壁はあっても、装飾的な用途で構造を支えるものではありませんでした。古来から日本家屋は、家の中を風が吹き通るように造られていました。それに対して2×4工法住宅(ツーバイフォー)は基本的には柱がありません、壁そのものが柱の役割をして、面と面を接合することにより住宅を組み立てていきます。
●ツバイフォー(2×4)住宅
面による構成は外部と内部とをはっきりと分け、風が吹き通ることもなく、開放的ではない閉じられた住宅といえます。洋式で強い家が出来ましたが、日本の気候には喚気を強制的に行わねばなりません。自然も人工的に取りいれなければなりません。また、面と面との構成なので間取りを替えるなどのリフォームは大変です。そのため近頃は両者の良いところを取り入れた注文住宅があります。
●長く住むにはどちらがよいか
軸組構法では補修やリフォームも容易です。丁寧な補修を続けていけば数100年でも住めます。将来を考えればしっかりとした軸組構法の木造住宅を建てるべきです。また、壁に耐震性を持たせる耐力壁(構造用合板)があり、地震にも強くなりました。この点で面が柱の役割をするツバイフォー(2×4)住宅は、面を壊すためリフォームがやりにくい処があります。
※下の写真は、今は見ることが少なくなった戦後の建設木造住宅。木の壁が懐かしい。
この住宅を解体、新しい木造住宅を建設します。コチラのページで基礎造りの写真をご覧になれます。
大手住宅情報誌『リクルート』の調査によれば、環境の要望では、ほとんどの女性が『ダニ・カビ』のない、採光や風通しのよい家を求めています。また、半数に近い方が『木の家』を求めています。また、最近の要望では火事の恐れの少ない『オール電化』が人気だそうです。
当社では、住みやすく、地震に強い家造りを目指しています。特に家に居られる時間の長いのは女性の方です、女性こそ『こんな家に住みたい』と言う意見をお持ちです。よくご要望を聞き出来るだけその実現を目指します
※コチラのページでは、当社が受注した軸組構法による住宅の建設過程をお見せいたします。特に、一番大事な基礎(土台)から棟上げまでを紹介します。