地震から倒壊を防ぐのは、しっかりした基礎造りから…布基礎
●基礎を造る
現在は布基礎(ぬのきそ)が基本です。家全体の重量を支えるため、しっかりと造らねばなりません。
↑上の写真は地業(じぎょう)が終わり、布基礎(ぬのきそ)の型枠にコンクリートを流し込んでいるところ。
←左はコンクリートが枠に充分注入されているか、ジャンカ(空洞)などないかを確認する現場監督。
アンカーボルトの位置・間隔も確認している。
●基礎造りを確認する
基礎造りから見に来られる施工主さんは、多くはありません。しかし、基礎の上に土台が造られ柱が立ち上がると、不具合があってもやり直すことは不可能です。また、悪質な施工業者は基礎造りを軽視することがあります。完成してもすぐに不具合が出ないからです、早ければ数年で水平が狂ってきます。これがテレビで紹介される欠陥住宅のです。
木造住宅は個別に重量計算をすることがすくないため、基礎の強度を甘く見て造ることがあります。当社では鉄筋を入れた布基礎にして、強度を損なわないため一番外枠の基礎は切り離しはいたしません。床下換気を充分にするため、基礎のコンクリートと土台の間に隙間をつくる「ねこ土台」としています。また、ムシロなどを掛けてコンクリートの養生に努め強度を確保します。(コチラのページに写真があります)
●床下への配慮
基礎造りの大事なポイントとして、『ダニ・シロアリ・ネズミなど』への対策があります。そのため当社では、あとから換気やメンテナスのため、人間が潜り込む隙間をつくっています。
また、モグラや湿気の侵入を防ぐため土台の内側全部をコンクリートで固めています。右の写真が完成した土台です。鉄筋を入れた基礎ですので強度は充分です。